ワンピースに憧れた日々。

Freitag, 11. Dezember 2020

発育の良かった私は小学校2年生ごろから胸が膨らみ始めた。
はじめは「虫刺され?」とムヒを塗っていた記憶がある。そのままスクスクと胸は成長を続け、初めてブラジャーを買ってもらったのは小学校3年生のころ。
母親と店員さんが話して決めた、ピンクのレース付きの大人のブラジャー。その時でCカップ。
更に成長を続け、高校生になるころにはFカップ。高校の制服を採寸した時に店員さんに「セーラー服で良かったね。○○高校だったらジャンパースカートだからサイズが無かったよ。」と言われた。
制服が可愛いことで気になっていた○○高校。その時から、上下一体となっているワンピースは私の憧れの服になった。
自分の好みのワンピースを見つけても、どうやっても胸が入らない。
バイトの制服も、サイズが無い。自分だけ似たような柄のものを自費で購入するしかなかった。
制服の悩みはずっとバストの悩みと並行している。大人になって、某金融機関に勤めても、胸がベストに入らない。さすがに正社員だと採寸して作って貰えたが、総務あたりで噂になった。
「大きいからいいよね~!」大声で言われることも多々あったが、大きくていいことなんて、今まで一度もない。
最近はセットアップという上下離れた揃いの服も増えてきたが、上下別サイズで売ってくれる所はそうそうない。
一番困ったのは、結婚して、妊娠出産した時。妊娠中は服の締め付けでも辛かったのに、ゆったりした服ですら、ホルモンの関係で更に大きくなった胸が入るものは少なかった。ブラジャーがない。授乳用のブラジャーでさえ、特注だった。
小さくて形のいい胸が羨ましい。妊婦さんらしい、可愛いワンピース、着たかったな、と思う。

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